この記事では、空きスペース活用ビジネスとは何か、定番の事例や活用アイディアについて解説しています。
「持っているだけで使っていないスペースがある」
そんな空きスペースを上手に活用したい!と考えている人もいるはずですよね。
所有しているだけでも税金や管理コストがかかるので、何もしないままなのはとってももったいないです。
ただ、こんなお悩みもあると思います。
- どれくらい稼げるかわからない
- どんな活用方法があるかよく知らない
- 必要な設備や備品が分からない
そこでこの記事では、空きスペースを活用した定番の事例や、最新のアイディアを紹介していきます!

副業で民泊14軒、シェアハウス4軒を運営する鳩子が解説!
空きスペース活用ビジネスとは


所有しているだけで、使われずに放置されている「空き家」「空き店舗」は年々増加しています。
コロナや増税などの影響もあり、ビルやマンショの空きが埋まらないという声も聞きます。



「家の使ってない部屋が余っている」という人もいるはずです。
そんな空いている土地や物件、部屋を有効活用しよう!という動きこそ、空きスペース活用ビジネスです。
ここでは、空きスペース活用ビジネスの詳しい内容や、どれくらい稼げるのかについて解説していきます。
どんなビジネス?
空きスペース活用ビジネスとは、誰も使用していない土地や物件を従来とは別の用途で活用し、収益を得ることです。
不動産である空きスペースは税金や維持費など、所有しているだけでコストがかかります。



長期間放置されると老朽化が加速し、さらに利用者が減ってしまう悪循環に!
そこで、空きスペースを放置するのではなく、「お金を生み出す資産」として活用する動きが強まりました。
これこそが空きスペース活用ビジネスです!
店舗として使っていた空きスペースをシェアサロンへ、集合住宅の一室を宿泊施設へ、というように様々な形に活用されています。
どれくらい稼げる?
収益を発生させることが目的なら、どれくらい稼げるのかが気になりますよね。
空きスペースの活用では、月10~20万円稼ぐことができれば成功していると言えます。
もちろん、30万円を超えることも少なくありませんし、地域の需要や集客方法などの条件次第では月収100万円以上稼ぐ人もいます。



私も副業で始めた民泊が、気づけば本業収入を超えていました!
また、運営が安定してくると、外部委託などで自分の負担を減らせるので、「不労所得」にすることも可能です!
空きスペース活用の定番とアイディア


空きスペース活用ビジネスの特徴と、収益化の可能性を見てきました。
ただ、こんな悩みを持っている人もいるはずです。
- 自分が持っている空きスペースが何に使えるかわからない
- 他の人はどんな活用方法をとっているんだろう
- 始めやすくてマネしやすい方法が知りたい
空きスペースの活用をこれから始める人は、活用方法がピンとこないのは当然ですよね。
そこで、ここからは実際に活用するアイディアを、「定番の方法」「最新の活用アイディア」の2つに分けて紹介します!



各3つずつ、合計6種類をピックアップして解説!
定番の活用方法


まずは、定番の活用方法から紹介します。
定番の空きスペース活用方法が次の3つです!



必要な設備もターゲット層も、全く異なります!
それぞれの具体的な活用方法や、必要なものを簡単に見ていきましょう。
レンタルオフィス
まず紹介するのは、ビジネス向け空きスペース活用方法のレンタルオフィスです。
レンタルオフィスは、フリーランスや個人事業主、企業などに一定期間オフィスを貸し出すもの。
一般的に賃貸オフィスを借りるには、敷金・礼金・備品の維持コストが必要になってきますよね。
レンタルオフィスでは、それらのコストを節約してオフィスを確保できるので、リモートワークを取り入れている企業から注目を集めています!



さらに、好立地であるほど企業からの人気は上がります!
レンタルオフィスを始めるには、デスクや椅子などの備品はもちろん、インターネットや電気・水道も完備させておきましょう!
シェアハウス
比較的広めの空きスペースを持っている人にオススメなのが、シェアハウスです!
シェアハウスとは、「マンションや戸建て住宅で、複数の他人同士でリビングやキッチンなどを共用し、共同生活をする」物件のこと。



ドラマの舞台にもなっていましたね!
面積、古さなどの条件から、通常の賃貸住宅としては借り手が見つからない物件でも、シェアハウスとしてなら入居者が見つかる可能性もあります。
また、住居として使用していた空き物件なら家具・家電の購入や、間取りを変える必要がなく、初期費用を大幅にカットできるのも魅力的です!
民泊
観光客向けの宿泊施設として活用するなら民泊がオススメです!
コロナ禍以降、海外からのインバウンド需要も戻ってきており、宿泊施設不足が問題に。



2024年の訪日観光客数は、コロナ前の2019年を超えると予想されています!
そこで、空き物件や空き部屋を宿泊施設として活用する民泊に注目が集まっています。
民泊では、キッチン、トイレ、お風呂、洗面台の「4点セット」に加え、消防設備の設置も必要です。
民泊の詳しい始め方はこちらの記事で解説しているので、参考にどうぞ!


最新の活用アイディア


ここまで定番の空きスペース活用方法を紹介してきました。
ただ、中には「もっと他の人がしていないことをしてみたい!」という人もいるかもしれません。
そこで、最新の空きスペース活用アイディアを見ていきます!



最近流行りの活用方法も紹介します!
早速見ていきましょう!
シェアサロン
まず紹介するのはシェアサロンです。
シェアサロンとは、ネイルや整体、パーソナルトレーニングなど、専門的な事業に必要な設備を整えた状態で貸し出すビジネスのこと。



シェアオフィスをより専門的にしたイメージですね!
サロンを開業するとなると開業資金やリスクが伴うもの。
すでに設備が整った状態で貸し出すシェアサロンなら、個人でサロンを開業したい事業者でも手軽に始められます!
ただし、必要な設備や備品は用途により異なります。
シェアサロンの貸し手側の初期費用が高くなることが考えられるので、注意が必要です。
セルフ写真館


テレビでも取り上げられて話題になっているセルフ写真館。
プロのカメラマンが撮影する写真館とは違い、「自撮り」のように利用者自身がシャッターを切る新しいタイプの写真館です!
- カメラマンの目を気にせず写真が撮れる
- 写真の知識がなくても高品質な写真が撮れる
- 写真を撮影する過程も楽しめる
- お手頃な金額で写真館を利用できる
このように、若者を中心にセルフ写真館は人気を高めています!
また、初期費用としてかかるのは、カメラや照明、撮影備品がメイン。
カメラはピンキリですが、利用者が自由に撮影するので、破損してしまう可能性も考慮した値段のものが無難です。



ただ、安すぎると「画質が悪い!」と低評価につながるので、ある程度の性能は確保したいです。
また、利用者が動き回ることが少ないので、部屋の広さや騒音トラブルを気にしなくていいのも魅力的です!
レンタルスタジオ


練習や撮影ができるレンタルスタジオは最近注目が集まっています!
参加者を招いて複数人でレッスンなどを行うのがレンタルスタジオの基本的な使い方。
その利用方法は多岐に渡ります!
音楽スタジオ、ダンススタジオ、キッチンスタジオなど
また、料金設定は時間貸しや定期利用、長期利用など利用者のニーズに合わせて使いやすく設定することが大切です。
初期費用として必要なものは、運営方法によって大きく変わります。
例えば、料理教室として使える「キッチンスタジオ」一本でいく!というのなら、キッチン設備を一式整える必要があります。
一方で、基本は持ち込み形式で、音楽やダンスの練習など幅広く使ってもらう!というのなら最低限のWi-Fiや照明だけでもOK。



特化するほど初期費用は高くなりますが、リピーター獲得に近づけます!
空きスペースを貸し出して有効活用!


この記事では、空きスペース活用ビジネスとは何か、定番の事例や活用アイディアについて解説してきました。
最後にもう一度、おさらいしておきましょう。
そのスペースがある地域のニーズによって、マッチする活用方法は変わってきます。
駅や観光地からの距離、オフィス街なのか住宅街なのか、今ある設備で始められるビジネスなのか。
色々な条件から、持っている空きスペースの活用方法を考えてみましょう!