この記事では、民泊とゲストハウスの違いと共通点について紹介しています。
民泊とゲストハウスそれぞれイメージはできると思いますが、明確に違いを説明できる方は少ないのではないでしょうか。
- 民泊とゲストハウスの違い
- 民泊とゲストハウスの共通点
- 海外からの旅行者に求められているもの
民泊とゲストハウスの違いや共通点を知ることで、副業として自分のライフスタイルに適しているか判断することができます。
どちらにも言えることですが、コロナ禍で鎖国状態だった日本にインバウンドが戻ってきています。
長期滞在する海外からの旅行者は右肩上がりなのに、宿泊施設が足りない状況!
日本は世界的に人気の旅行先であることに加えて、円安の影響で海外から見てとても魅力的な国として見られています。
来日する外国人に対して、海外の物価水準でビジネスできる民泊やゲストハウスに理解を深めていきましょう。

民泊17軒、シェアハウス4軒を経営する鳩子がやさしく解説!
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民泊とゲストハウスの違いとは?


民泊とゲストハウスの違いを解説します。
まずはじめに、民泊とゲストハウスとはどんな宿泊施設か紹介します。


民泊は戸建てやマンションの一室、自分が住んでいる家の空き部屋などを宿泊施設として有料で貸し出すサービスです。
施設の規模も1部屋に1〜2名宿泊できる民泊物件から、20人以上が宿泊できる大規模な民泊物件まで幅広く、価格帯もバラバラです。
鳩子流の民泊ビジネスでは、自分の生活圏内の物件で初期費用をできるだけ抑えて「ちいさくはじめる」ことをオススメしています。


ゲストハウスは規模の小さな宿泊施設が多く、
ドミトリータイプ(相部屋)や共有スペース(リビングやトイレ・シャワーなど)の設備が一般的です。
部屋によっては2段ベッドを設置して宿泊料金が抑えられます。
また、共有スペースで宿泊客・管理人と交流する楽しみもあります。
民泊とゲストハウスの違いをにまとめた表が、こちらです。
| 民泊(民泊新法) | 民泊(特区民泊) | ゲストハウス | |
|---|---|---|---|
| 法律 | 住宅宿泊事業法 (通称、民泊新法) | 国家戦略特別区域法 (通称、特区民泊) | 旅館業法 |
| 許認可等 | 届出制 | 認定制 | 許可制 |
| 対象地域 | 全国 | 国家戦略特区の 指定地域のみ | 全国 |
| 営業日数 | 年間180日以内 | 年間365日 | 年間365日 |
| 消防設備 | 家主居住型:不要 家主不在型:必要 | 必要 | 必要 |
| 初期費用 | 50万円〜150万円くらい | 数100万円〜 | |
| ニーズ | 旅先でも暮らすように泊まりたい | 宿泊費を抑えたい 旅人やホストと交流したい | |
民泊の利用者は、私がオススメしている「暮らすように泊まれるスタイル」を求める長期滞在の外国人ゲストをイメージしています。
それでは民泊とゲストハウスの違いについて、運営面とゲストが求めるポイントに分けて詳しくチェックしていきましょう。
適用される法律


民泊とゲストハウスの違いを、適用される法律の視点から見ていきます。
民泊(民泊新法)
民泊の中でも、民泊新法と特区民泊に根拠法が異なり、許認可制度や運営、設備などにも違いがあります。
民泊新法に基づく民泊は、管轄する自治体に書類を提出することで営業を認められる届出制となっています。
営業を始めるまでの手続きは簡単で手間も少ないです。
東京都内では届出の受理から2〜3週間、早くて1週間ほどで営業を認められる通知が届くスピード感です。
営業日数は180日以内と決められています。



365日営業できなくても、経験上しっかり稼げるので考えすぎなくて大丈夫です!
民泊には家主居住型と家主不在型の2タイプがあり、家主が民泊物件に住んでいるかいないかで区別されます。
家主居住型は部屋の広さによりますが消防設備が不要だったり、ゲストと交流できたりします。
家主不在型は家主や管理人が常駐していないタイプで、消防設備は必要です。
家主不在型で東京都内のマンションタイプの民泊をはじめるには、100万円ほどの資金が必要となります。
民泊(特区民泊)
特区民泊は特別に認められた区域で、外国人の旅行者をメインターゲットとして営業する民泊です。
2024年5月現在、特区民泊に指定されている地域はこちらになります。
- 東京都大田区
- 千葉県千葉市
- 福岡県北九州市
- 新潟県新潟市
- 大阪府、
および大阪市、八尾市、寝屋川市
特区民泊は、行政が求める要件を満たすことで認定を受けられます。
民泊新法に比べると条件面が厳しくなりますが、年間365日営業できるメリットがあります。
また、ゲストハウスと比較すると営業できるエリアや宿泊設備の条件が易しいです。



対象地域が身近にある方は、
民泊をやってみては?
ゲストハウス
ゲストハウスは都道府県または保健所のある市や区に申請して、旅館業法の簡易宿所営業の許可を得る必要があります。
許可を得るには、物件の消防設備や用途地域などに基準が設けられており、必要にあわせて設備を改修する必要があります。
用途地域とは、都市計画法に基づいて、計画的なまちづくりのため用途別にエリアを区分したもの。
本格的な消防設備の設置や宿泊人数に応じたトイレや洗面所の増設、フロントの設置等で、初期費用が数百万円レベルで必要になります。



副業ではじめるにはハードルは高いですね!
宿泊者のニーズ


民泊とゲストハウスの違いを、宿泊者の視点から見ていきます。
| 民泊(民泊新法) | 民泊(特区民泊) | ゲストハウス | |
|---|---|---|---|
| ニーズ | 旅先でも暮らすように泊まりたい | 宿泊費を抑えたい 旅人やホストと交流したい | |
鳩子流の民泊ビジネスでのターゲットは「海外からの長期滞在する旅行者」です!
欧米では、夏休みが2か月ほどある国も多く、クリスマスや年末年、イースターなどの時期にも長期休暇を取る人が大勢います。
そのため、1つの都市に1〜2週間滞在するのは当たり前で、気に入れば1か月以上とどまることも珍しくありません。
こういった長期滞在する外国人は「暮らすように泊まりたい」ニーズを持った人や支出を抑えるため、民泊を選ぶ人が一定数いますよ。



欧米人にはルームシェア感覚で、受け入れられているんです!
一方、ゲストハウスに宿泊する人のニーズは、この2つに大別できます。
- 宿泊費を安くしたい
- ゲストハウスの宿泊者やスタッフとの
交流を楽しみたい
ゲストハウスはバックパッカーや国内外の旅行者が宿泊費を抑えて泊まれる宿というイメージが一般的でしょう。
特徴として、リビングなど共有スペースで宿泊者との出会いやスタッフと交流が図れ
ガイドブックには載っていない情報が得られたり、現地の文化や風習を体験できたりするのが醍醐味です。



私が民泊の家主居住型で感じた、世界とのつながりが感じられそう!
民泊の始め方について気になる方は、コチラの記事も併せてお読みください。


民泊とゲストハウスの共通点を詳しく紹介


この章では、民泊とゲストハウスの共通点を紹介していきます。
多くの共通点がある中でも、これからビジネスとして取り組む副業組が知りたいことをポイントに、この2つを見ていきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
誰でも開業できる


民泊やゲストハウスを運営するために、特別な資格や要件はありません。
そのため民泊であれば届出を、ゲストハウスは許可を行政から受ければ誰でも運営できます。
運営面をみると、初期費用やランニングコストを考える必要があります。
初期費用
- 賃貸契約の費用(賃貸の場合)
- 消防設備の設置費用
- リフォーム・改修費用
- 申請手数料(ゲストハウスのみ) など
ランニングコスト
- 家賃(賃貸の場合)
- 電気ガス、光熱水費
- WiFiなどの通信費
- アメニティなどの消耗品費
- 人件費
- 業務委託費 など
民泊は都内のワンルームであれば、100万円ほどの初期費用があればはじめられます。
何百、何千万円もの開業費用がかかるわけではないので、失敗しても人生が詰むほどのダメージは負いません。



最初は「ちいさくはじめる」ほうが失敗を避けられます!
外国人宿泊者の需要が高まっている


日本を訪れる外国人の観光客は完全にコロナ前を上回り、さらに訪日外客する人数を伸ばし続けています。
3 月の訪⽇外客数は3,081,600 人となり、前年同月比では 69.5%増、2019 年同月比では11.6%増となった。
日本政府観光局「訪日外客数(2024年3月推計値)から引用
春の桜シーズンによる訪⽇需要の高まりに加え、今年はイースター休暇が 3月下旬から始まったこともあり、
単月として過去最高を更新するとともに、初めて 300 万人を突破した。
Airbnbの業績を見ても、アフターコロナから右肩上がりとなっており、日本でも需要が高まっています。
民泊仲介大手の米エアビーアンドビーが13日に発表した2023年10〜12月期決算は、
日本経済新聞2024年2月14日「Airbnb売上高17%増 10〜12月、AIで事業領域拡大」から引用
売上高が前年同期比17%増の22億1800万ドル(約3340億円)
大都市でも地方でも、大きなスーツケースを持った方やバックパックを背負った外国人の旅行者を見かける機会が増えているのではないでしょうか。
海外からの旅行者が選ぶ滞在先は、決して大都市だけではありません。
地方では「海・山・川・雪・祭り」やマンガ・アニメの聖地巡礼など、人気を博しています。



外国の旅行者の需要は、ますます高まっています!
民泊とゲストハウスの違い|まとめ


この記事では、民泊とゲストハウスの違いや共通点について解説してきました。
最後にもう一度、振り返ってみましょう。
民泊とゲストハウスの違い一覧
| 民泊(民泊新法) | 民泊(特区民泊) | ゲストハウス | |
|---|---|---|---|
| 法律 | 住宅宿泊事業法 (通称、民泊新法) | 国家戦略特別区域法 (通称、特区民泊) | 旅館業法 |
| 許認可等 | 届出制 | 認定制 | 許可制 |
| 対象地域 | 全国 | 国家戦略特区の 指定地域のみ | 全国 |
| 営業日数 | 年間180日以内 | 年間365日 | 年間365日 |
| 消防設備 | 家主居住型:不要 家主不在型:必要 | 必要 | 必要 |
| 初期費用 | 50万円〜150万円くらい | 数百万円〜 | |
| ニーズ | 旅先でも暮らすように泊まりたい | 宿泊費を抑えたい 旅人やホストと交流したい | |
手続きの難易度は「民泊新法 → 特区民泊 → ゲストハウス」の順で難しくなっていきます。
副業ではじめるなら、あまり時間や労力がかけられないことを考慮したり、運営が芳しくないときの撤退のしやすさなどから考えるとよいでしょう。
かくいう私は一軒目から戸建てを借りて、会社員の給与とほぼ同額の家賃を支払いながら民泊をスタートしました。
立ち上げの際はリスクを取ることや思い切りは必要ですが、私のマネはしない方がいいと思います・・・。



みんなでインバウンドの波に乗っていきましょう♪
民泊の立ち上げについて、もっと知りたい方はコチラの記事もおすすめです。











